心の声が騒がしい女の子とシンプルにイケメンすぎる男の子
「ただいま」

「おかえり、って顔赤いけど大丈夫!?」

お母さんが心配そうに近寄ってくる。

「心配しないで、これは風邪よりやばい」

「風邪よりやばいならダメじゃない!」

お母さんがつっこんでくれる。

ありがとう、お母さん。

「私は今から妄想の世界に飛び立つね」

「鈴。多分だけど、お母さん育て方間違えた」

お母さん。

それは心の中に留めておいて。

妄想の世界に飛び立つ娘だっていいじゃない。

私は自分の部屋に行った。
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