偏差値高めで恋愛未経験の私が隣の席の男の子に溺愛されるお話〜春編 Spring 〜

梅雨入り ~The start of the rainy season~

体育祭から平和な日々が2週間ほど過ぎた。


6月初め、この季節といえばそう、梅雨です!


ということで、ここ最近はずっと雨。
私は雨が好きじゃない。だって、空が暗いと気分も暗くなっちゃうんだもん。


でも、私は今別の理由で気分が落ち込んでいる。


なにかって?それは...


傘を忘れたの


なんでかって?


家でね、昨日使った折り畳み傘を開いて干してたの。


そしたら普通は朝忘れないじゃない?


でもね、今日はね、バタバタしてたの。


なんでかって?


朝ね、私の妹の桜織がね、


『お姉ちゃ~ん、髪ってど~やって巻いたらいいと思う?』


って聞いてきたの!!知るかって感じだったけど、可愛い妹の頼みは断れなかった...


そのまま、碧依くんが来るギリギリまで桜織の髪を巻いてあげてたから完全に傘のこと忘れちゃったんだよねぇ。


朝は雨降ってなかったし、いつも持ってるのは折り畳み傘だったから碧依くんも気づかなかったし、結局雨が降り出す今の今まで気づかなかったんだよ~。


そして、今碧依くんたちはクラブ見学に行ってるの。


私はクラブに入るつもりがなかったから、行ってないんだけど、みんな出払っちゃったんだよなぁ。


碧依くんと実琉くんはサッカー部の見学に行って、翔央ちゃんは女子バスケ部の見学に行ってる。


雨だけど、サッカー部はなんか屋内トレーニングとかもあるらしいし、女バスは体育館でやるから別に関係ないんだよなぁ。


一応、碧依くんと一緒に帰ることには帰るから、教室で読書しながら待ってるんだけど...


はぁぁぁぁぁぁ、傘、どうしよう。


ずっとそれが気がかりで全然読書に集中できない。


ちょっと翔央ちゃんに聞いてみようかな。


そう思って、スマホのLINEを開く。


翔央ちゃんに


『傘持ってくんの忘れた~(´;ω;`)どうしたらいいと思う?』


と送る。


ちょうどスマホを見ていたのか、すぐに既読がつき、返信が来た。


『如月が持ってるでしょ。一緒に入って帰ればいいじゃん、相合傘よ相合傘。』


あ~、その手があったか~。とりあえず、


『なるほど!翔央ちゃん、ありがとう!』


と送っておく。


でもなぁ、相合傘...迷惑じゃないかなぁ...


まぁ物は試しだ!だめだったらまた考えよう!




< 35 / 39 >

この作品をシェア

pagetop