私の彼氏は浮気をしている
冬ーーーそれはカップルにとって大切な季節だクリスマスがあるからである。イルミネーションなどロマンチックなデートスポットが賑わう季節だ。

だが、そんな中翠の気持ちは少し沈んでいた。何故なら最近聖司とデートには一度も行っていないためである。

「聖司くん、今度の日曜日空いてる?映画でも行かない?」

「ごめん、その日バイトなんだ」

「そっか……」

「クリスマスはちゃんと空けておくから、本当にごめん!」

バイトを理由に断られることが多くなっていた。そんなにお金が必要なのか、そう思いながら翠は家へと帰る。ここ最近はLINEや電話もあまりできていない。

「翠、帰って来たばかりで悪いんだけど、ちょっと買い物行って来てくれない?買い忘れたものがあるのよ」

「わかった」

母からそう言われ、買い忘れたものが書かれたメモとエコバッグを受け取り、家を出る。スーパーへと歩いていると、道路を挟んで反対側の道を歩いている人物に目が止まる。
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