ひとりぼっちのさくらんぼ

「……怖いんだけど」



お姉さんが自分の両腕をさする。



「この書き込みの日付とか、内容とか、細かく書いているやつにチェック入れてさ、市原さんに確かめようよ」

「確かめるって、着ていた洋服?」

「それもあるし、行った場所とか。覚えている範囲でいいよ。社会人だからきっと、スケジュール管理しているんでしょ?」



お姉さんとあたしは嫌な気持ちになりながら、その書き込み全てを読み、描写が細かいものだけ、日付と内容を紙に書いて写した。














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