極上パイロットはあふれる激情で新妻を愛し貫く~お前のすべてが愛おしい~
それに体の奥が熱くてたまらない。こんな感覚知らない。

怖くなってそっと手を引こうとしたのに、がっしりとつかまってしまった。


「どうして逃げるの?」
「えっ?」
「逃がさないよ」


威圧的な物言いなのに、彼の表情は穏やかだ。


「逃げたりしません。だって……」
「だって?」
「好き、だから」


あふれてくる気持ちが自然と口からこぼれる。

すると目を見開いた彼は、私の頬を大きな手で優しく包み込んだ。


「俺も、好き。一生離さないから覚悟して」
「あっ……」


唇が重なった瞬間、太ももの内側を撫でられて声が漏れる。


「なあ、鞠花。優しくしたいからこれ以上煽(あお)らないで」
「煽ってなんて……」


そんなつもりはまったくない。
いや、煽るなんてどうしたらいいのかわからない。


「煽ってるじゃないか。ほら」


彼はそう言うと、額に唇を押しつける。


「ここも」
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