二重芸能人ッ!





♪~♭~♪~♯~♪~



「ん?」




_________
FROM  津架サン
_________
その柵乗り越えて派
手にやっちゃって!

事務所の許可はあた
しが出す!
_________







「はぁ~~~~~!?」





俺が驚きのあまり大声を出しせいでスローバラード中の武道館全体から嫌な視線を浴びた


しかもRightのお2人さん俺らだって気付いてないし!





「はぁ・・・
あのさぁ志音~?場を考えろ!」



翔音に叱られシュンとする俺だったが、隣で騒いでた観客が驚いた顔で翔音に話しかけた声ではっとした



「まさか翔音クン!?」



―――やベぇ!!



「ウソッッ!?本物!?ってか何で客席にいるの?志音クンは?」



―――え?俺もしかして気付かれてない?



「キャァッ!本物ダァ~!!アタシファンなんだよね!」




そういった観客は俺突き飛ばして(・・・・・・)を翔音に近づいた。



―――俺だって一応アイドルの端くれなのに・・・。





俺は翔音のことを少し可哀想だと思いながらもどさくさにまぎれて翔音に渡されていた初回特装板CDを奪ってばれないように回ってステージにたどり着いた




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