この恋、絶対に「運×命」です!
桐野くん、どうしたんだろう?
いつもは放課後になるのすぐにどこかに行ってしまうのに。
「えっと、桐野くんは…」
「俺も買い物に付き合う」
「え?」
桐野くんが言ったことを理解出来ずに私は聞き返すと……。
「運瑠の飯が食いたい」
そう言った桐野くんに私は目を見開く。
桐野くんが私が作った夕飯を食べたいって…そんなの初めてだったから。
「でもお友達は…」
「今日はいい」
…そっか。
いつでもお友達とは食べれるんだもんね。
私は満面の笑みで答えた。
「わかりました!」
今日は張り切らないと!

──その日から桐野くんは毎日私と朝と夕飯を食べるようになった。
大きな変化だった。
そう、大きな変化といえばもう一つ。
それは…。
「運瑠、今日の放課後は何する予定?」
「えっと今日は…」
毎日学校が終わる放課後の予定を聞いてくること。
そして。
「洗剤が切れそうだったので洗剤を買いに行く予定です!」
私が何か買う物があれば必ず桐野くんは。
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