私が愛した人は…
夕方までに会社の仕事を終わらし、組の仕事まで鈴を探す。

日中は、夏休みに入った龍が探してくれてる。

そんな日が、2週間続いた。

鈴がいなくなって3週間。

明後日は、鈴の誕生日。

誕生日プレゼントも、買った。

明日から2週間、鈴と過ごす予定だ。

いつも通り、家で仕事してると龍から電話がかかってきた。

「兄貴!鈴を見かけた人がいた!」

「本当か!?」

「あぁ。昨日、別荘の近くのコンビニに立ち寄ったらしい」

「分かった。ありがとう」

俺は電話を切り、直ぐ別荘に向かった。

元々誕生日は別荘で過ごす予定だったから、プレゼントものせた。

やらないといけない仕事はほぼ終わっていたので、後は慎吾に電話して任した。

「兄貴」

別荘に着くと、龍と敦也がいた。

「鈴は?」

「まだ見つかってない。昨日の夕方、コンビニに行ったらしい」

昨日の夕方。

まだこの辺りにいる可能性はある。

「俺はここら辺探す。2人は、戻って大丈夫だ」

「分かった。何か分かったら、連絡してくれ」

俺は別荘の周辺を探した。

が、見つからなかった。

今日は、別荘に泊まる事にした。
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