紺くんはわたしの世界一好きな人。
世界一好きな人。

 そして0時前。

 だめだ、全然、眠れない。

「……もっとイチャつきたかったな」
 わたしはボソッと呟く。

「あー、寒っ」

 え、(こん)くんも起きて!?!?

「やっぱ俺、こっちで寝るわ」
 (こん)くんはベットから起き上がると、わたしの隣に寝転がる。

 !?!?!?
 なんで隣で寝てるんですかぁ!?

(こん)くん、4月ですよ? 寒くないのでは?」

「そだね、ただ俺が(うい)と一緒に寝たいだけ」

 な、な、なっ!?!?

「言っとくけどこうやって女の子と寝んの初めてなんですけど」

 (こん)くん、顔、真っ赤……。

 家族とは違う感覚…。
 ドキドキで眠れそうにないです!
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