黒と白

蓮也side

「おらぁぁ!」

ドカッ…

次々に殴りかかってくる、立川組。

ナイフとか、普通に持っている。

「若!先に行って蘭羅さんを!」

「あぁ!頼む!」

立川組につくと、ちょうど一条組もついた。

すぐに抗争は、始まった。

学校に黒龍幹部がいたが、聖たちが引き止めてくれてる。

蘭羅、どこだ!?

「うおぉら!」

「チッ」

黒龍の総長が、殴りかかってきた。

やっぱりコイツは、ここにいたか。

「決着つけようぜ」

コイツ、視点があってねぇ。

薬やってるな。

殴りかかってくる、黒龍の総長。

ポケットからナイフを、出してきた。

「そんなもん持たなきゃ、勝てねぇのか」

「うるせぇ!!アイツが、璃子をいじめるからぁ!」

まだ、そんなこと言ってんのか。

馬鹿な奴らだな。

「蘭羅は、してねぇよ!」

「嘘つけ!!」

何言っても、無駄だと思う。

ナイフで刺そうと、ずっと振り回してくる。

薬のせいで、平常心を失っている。

「アイツが裏切るから、璃子をいじめるから、こんな事になったんだぁ!」

ずっと叫んでる、黒龍総長。

コイツに構ってる暇はない。
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