黒と白
今は、中3まで振り込まれてたお金で生きてる。

高校生になった途端、振り込まれなくなった。

今まで貯めててよかった。

弟は、元気に生きているのかな?

母親からなにもされていないだろうか。

弟のことを忘れたことは一度もない。

そんなことを考えていると学校につき、教室に入る。

さっきまで騒がしかったのが嘘みたいに、静かになった。

みんな一瞬、ドアの方を見たが、誰もいなかったように、何も無かったように、また騒ぎ始めた。

これもあの日からいつもの事。

私は世の中で言う、いじめにあっている。

その理由は…

『きゃー!黒龍の皆様よ!!』

女子が窓の外を見て騒ぎ始めた。

黒龍。

全国No,1の暴走族。

1番前を歩く総長。

如月 敦史。金髪。

その後ろを歩くのが副総長。

佐々木 龍也。黒髪。

その後ろを歩くのが幹部。

岸 陽斗。青髪。

石井 竜一。赤髪。

長谷川 大智。茶髪。

そして後ろから入ってきたのが

「待ってよ~」

姫の立川 璃子。金髪。

私の元仲間なのかな?

少なくとも私はあの時思っていた。

それが今の姫によって崩された。

少し前の話。

私も黒龍の姫だった。

元ね。

今の姫より先に入った。
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