fantasista 3 ー永遠にー
ー柊ー
「柊、大丈夫だから」
隣に座っている林が、俺を気遣うように言う。
そんな林も目に涙をいっぱい溜めていた。
俺と林は、大病院の救急病棟の待合室で俯いている。
みどりを思うと泣きそうだが、必死に泣くのを我慢する。
やっと見つけたのに。
こんなにも幸せだった。
みどりがいれば、もうあとは何もいらない。
そう、名誉とか日本代表とか何でもいい。
何でも犠牲にするから……俺からみどりを取り上げないでくれ。