fantasista 3 ー永遠にー
病室に静寂が降りた。
みどりは俺の手を、ぎゅっと握りしめている。
この手を離したくない、離せない。
やがて、みどりはぽつんと言う。
「……死にたくないよ。
死ねないよ」
俺はシーツで涙を拭い、顔を上げる。
すると、みどりの頬を涙が落ちた。
「あたしが死んだら、柊はまた悲しむでしょ」
「悲しむどころじゃねぇよ」
耐えきれなくなって、みどりの身体に抱きついた。
温かくて柔らかいみどり、大好きなみどり。
こんなみどりを手放してたまるか!