fantasista 3 ー永遠にー
そんななか……
「みどり……好きだ」
閉められた寝室の中から、柊さんの声が聞こえた。
普段聞く、自信満々のうぜー声ではない。
弱々しくて、そしてすごく甘い。
正直驚いた。
柊さんがこんな声を出すなんて。
続いて、また軋む音。
それで俺は察してしまった。
二人は喧嘩なんてしていない。
むしろ……
「ごめんな……みどり……」
ため息混じりのその声を聞くと、胸が酷く掻き乱される。
ゆっくり軋むベッドの音に、甘ったるい柊さんの声。
そして……押し殺したような息遣い。