fantasista 3 ー永遠にー




柊は頬を染めながら頷く。

そして言う。
 

「悪いか」


なんかもう、開き直っているよ。

だけど、こんな柊が愛しいし嬉しかった。

昔の柊はあたしを大切にしてくれなかったが、今は信じられないほど大切にしてくれる。

柊の趣味が、あたしなのではないかというほどに。



「それにしても、手がかかる髪型だな。

美容師にも、ちゃんとカラーシャンプーしねぇとすぐコケになるって言われた」


「いや、もうコケじゃん」


「じゃあ、お前もコケだ」



コケでもなんでもいいよ。

柊がそうやって大切にしてくれるなら。

だけどせっかくお揃いなんだし、大切に手入れしようと思った。

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