fantasista 3 ー永遠にー





当時チャラついていた俺を、凪は嫌な目で見ていた。

嫌われていたんだろう。

というのも、どうやら凪はみどりが好きだったのだ。

俺はみどりのことをオトコオンナとか言うが、正直みどりはモテる。

サバサバしていて飾らないところがウケるのだ。

俺もそれに堕ちた男の一人だというのも、言うまでもない。

凪はみどりと付き合いながらも、他の女の子とチャラついている俺が許せなかったのだろう。

俺だって、当時の俺は許せないものだ。


< 34 / 469 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop