陛下、たとえあなたに「ぼくらの間に愛などない」と宣言されたとしても、事故死する運命を避けることが出来なくても、私はあなたを愛し続けたいのです
「そんなに大きなキノコではないし、一本だけ食べてみようかしら。毒だとしても、嘔吐とか下痢程度ですむはずだから」

 毒見してみるしか方法がない。だから、一本だけ食べてみることにした。

「一本だけだから、生でかじった方がはやいわよね。そのままごっくんと飲み込んでもいいし」
< 50 / 64 >

この作品をシェア

pagetop