俺は◯んで、幼なじみの体を乗っ取った
「ごめんなさい」

「謝る事なんてないよ。カッちゃんは里香ちゃんと付き合えて本当に幸せそうだった。今だって私の体を使ってだけど、里香ちゃんと一緒にいられて幸せなんだよ」

「私でいいのかな?」

里香ちゃんは吸い込まれそうな真っ直ぐな目で私を見つめ、答えを待っていた。

「里香ちゃんじゃなきゃ駄目なんだよ。悔しいけど今のカッちゃんは、里香ちゃん以外考えられないんだよ。だからカッちゃんが私と入れ代わったら、思いっ切り甘えて思いっ切り恋をして。愛してあげて」

「うぅぅぅぅ…」

里香ちゃんは私の胸の中で肩を震わせて泣いていた。
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