余命1年の人生
浴衣を買い終わったあと、俺たちの方に駆け寄ってきて由比が提案をもちかけてきた

『ねぇ、ちょっと別行動して見ない?別行動とかしてみたかったんだよね。女子同士で話し合うこともあるから、男子二人は好きなことしておいでよ。時間になったら1階のフードコートで待ち合わせね』

そう言って由比はすぐ琴美の腕をとり、走り出した

「どうすっかな?ここで突っ立ってるのも悪いからとりあえず俺の好きな所行っていいか?」

「あ、あぁ分かった」

俺は戸惑いながらも楓の後を追いかける

「あ、そうだ。なぁ。楓、お腹すかね?」

先を行っていた楓にそういうと

「確かに小腹がすいたな。食べてからでも俺が行きたいところ行くのも悪くねぇな」

確か2階に和、洋食が食べられる店があった気がするから、そこを目指す

「そういえばさ、楓って2人といつからの知り合いなの?」

店につき注文終え、その待ち時間。

気になってたことがあったから聞いてみた
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