余命1年の人生
俺がベッドでゴロンとしてると、スマホがピロンとなった

見てみたらグループチャットからだった

あ、あと個人も

「今日楽しかったね〜、次は智大くんも誘って遊ぼうね」

と、初夏ちゃん

『鮫島くん、今度みんなの前でギター聞かせて欲しいな、あ、今度家に行った時にでもね』

家って、ここ?

俺ん家?

幸い家は遠くないけど、楓たちは遠いんじゃなかろうか

『なぁ、達哉…さっき無料配信動画アプリで達哉の弾いてる動画見たけど、お前かっこよすぎだろ』

『あ、それ私たちも見たよー』

鳴り止まないグループチャットをみて俺はにやけながら読んでいた

「サンキューな、みんな」

俺は落ち込んでいた気分はいつの間にかウキウキ気分になっていた

良い友達に出会って本当に良かった

俺はワクワク気分でその日は眠りについた
< 128 / 188 >

この作品をシェア

pagetop