余命1年の人生
体育館は高校だからなのかとてつもなく広かった

何百人と並んでいる先輩の横を通る時って妙に緊張してしまうのは私だけ?

「今から入学式を始めます」







琴「ねぇ、校長先生の話、長くなかった?」

初「確かにねー」

私たちは体育館を出たあと、背伸びをしながら教室に戻る

楓も隣で一緒に歩きながらね

智宏くんは後ろで友達と話している

私と楓と初夏は手を繋ぎながら教室に戻った

『えー、クラス全員と仲良くなるためには自己紹介してもらおうかな?じゃあまずは有栖から』

「はーい!」

楓って実はこういうの面倒くさがりだよね

でもちゃんとこなすのが楓
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