献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~
「愛莉……ヤバいから……」

「どこをどうしてほしいか、清澄くんも言って」

お返しをしたつもりはなく、いいところを教えてほしくてそうお願いした。
私も清澄くんを気持ちよくしたい、彼がしてくれたように尽くしたい。

今までお互いずっと我慢するエッチしかしてこなかった私たちは、気持ちいいところを言い合うなんて初めてだろう。
清澄くんとならそれができる。

「愛莉……そこ、ヤバい……もっと」

「んん……」

頬張りながら返事をすると、彼はさらに熱っぽい反応を見せる。

ああ……こんなの初めて……尽くすのが楽しいなんて。
もっとしたいって思ってしまう。

「愛莉……愛莉っ……」

「清澄くんっ……」

彼がイッても、私はまったく不快な気持ちにはならなかった。
受け止め合うたびに気持ちが深まっていくような、不思議な感覚。

何度も繋がって、溶け合って、愛しさを確かめ合うキスをして。

佳恋と颯斗がしていた夢みたいなエッチを、私もしているなんて。


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