砂漠の国の素直なお姫様は隣国の王子に愛される!
私は皇后様に深く頭を下げた。

「お気遣い本当にありがとうございます」

皇后様が私に頭をあげる様に首を振る。

「私も息子の幸せを祈るただの母親だもの」

「でもサラちゃん、ごめんなさいね」

「落ち着くまで今まで通り、私は貴方を嫌っていることにするわ」

「にしても」

「アルフリードと貴方は知り合いだったの?」

「アルフリードは結婚前から貴方の話をしていたわよ」

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