❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
ユリエはワンピースに着替えて、大人っぽく振る舞った。

ユリエ、十八歳、大館四十八歳。

三十の年の差がある。

多分大館はユリエを子供扱いしているのだろう。

しかし、かすみに似てきているユリエに心惹かれているのは確かだ。

ユリエは大館の腕に手を回してニコニコしている。

「お嬢、どこに行かれるのですか」

「下着買いたいの、大館はどんなのが好き?」

「いや、自分はよくわかりません、ここで待ってますから」

「大館、かわいい」

ユリエは大館を意識して下着を選んでいた。

ユリエが買い物を終えると、大館の姿を見つけて勢いよく、店から飛び出した。

「ご、ごめんなさい」

ユリエは明らかに人相が悪い男にぶつかった。

「お嬢ちゃん、ごめんで済めば警察はいらねえんだよ」

そう言って腕を掴まれた。

「大館、助けて」

大館はユリエの助けを求める声を聞いて、ユリエの声がする方へ急いだ。

「お嬢を離せ」

「なんだ、お前、痛い目に遭いたくなければ引っ込んでろ」

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