❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
ゆっくりドアが開いてかすみが顔を出した。

「社長どうされたのですか」

「熱があって店を休んでいると聞いて、飛んできた」

「ダメです、すぐに戻ってください、今日は約束があるじゃないですか」

「かすみが具合悪いのに、他の女と食事してる場合か」

「社長」

俺はかすみのおでこに手を当てた。

「熱い、やばいぞ、医者行くか」

「大丈夫です」

そう言いながらかすみは立っていられなくなり、俺にもたれかかった。

「かすみ、かすみ」

俺はかすみを抱き抱えて、くるまに乗せた。

そして病院へ向かった。

かすみは脱水症状をおこしており、入院することになった。

俺はずっとかすみの側に付き添っていた。

かすみ、お前を放ってはおけない。

その頃、約束を反故にされて、真山梨花は怒りがかすみに向いていた。

そんなこととも知らず、俺は仕事を休んで、かすみのそばにいた。



「どう言うことなの?私との約束を反故にして、ただで済むと思うの」

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