❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
「拓真さん、もう、ダメです、誰かきたら困るから」

「俺とかすみは夫婦なんだから、セックスしてたって文句言われることはない」

「もう、拓真さんは、病院のベッドではダメですよ」

その時、かすみの表情が歪んだ。

「どうした、どこか痛いのか」

「お腹が……」

俺はすぐにナースコールをした。

かすみはマジで面会謝絶になった。

俺はずっとかすみのベッドの側で、かすみの手を握っていた。

それから、かすみの笑顔を見ることが出来なくなった。

しばらくして、拓真は担当医師村上から呼び出された。

「春日部さん、奥様はだいぶ体力が低下しております、また臓器に転移が見つかりました、
これ以上の手術は寿命を縮めることになります、ですから……」

拓真は村上の言葉を最後まで聞かずに言葉を重ねた。

「かすみはあとどのくらい生きられますか」

「三ヶ月くらいかと……」

「そうですか」

「でも、根気よく治療をしていけば」

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