「Of My Disteny」ーゴールドー
disteny4.振動
「これが2学期最後のゲームよ!」

期末テストが終わって今日は全員ジャージ姿で集まった。

動きやすいジャージってことは何か運動する系?今日は一体何するんだろう…

「今回はわが社が出資してるグリーンアースランドの絶叫アスレチックに挑戦してもらいます!」

バーンッ!と声高らかに学園長から発表された今日のイベント、それなりに高い所を登ったり渡ったりぶら下がったり命綱だけでゴールを目指すあのゲーム…

てゆーかめちゃくちゃ高い!超高い!思ってるより高い!

下から見ただけでぞーっとする。

え、本当にこれやるの?大丈夫!?

私高い所苦手なんだけど…

「もちろんただ挑戦するのではなくペアでこの“赤い糸バンド”をつけて行います」

各ペアそれぞれに配られた赤い糸バンドを洸と繋がるように腕に着けた。

2人でゴールできたら1万いいね♡、途中赤い糸を外して1人がゴールできたら半分の5千いいね♡がもらえるらしい。

「棄権しても減点はないから無理はしないでね!」

できることなら今すぐ棄権したいんだけど。

チラッと隣を見ればギラギラに目を輝かせてる洸がいて。

「めっちゃ楽しそ~~~~~!」

「…洸、得意そうだよね」

「超おもしろそうじゃない!?俺高いとこ大好きなの!」

「…そーなんだ」

金色に輝く髪の毛のより輝く瞳で、もう絶対に棄権したいなんて言えない雰囲気。

そうだよね、めちゃくちゃ鍛えてるし身軽そうだし今すぐにでもやりたいって感じで順番を待っているこの時間さえも待ちきれないって顔に書いてあるもんね。

「瑠衣ちゃん、がんばろーね!」

そんな満面の笑みで言われたら、うん!とかしか答えられなくて。

震える足を誤魔化しながらハシゴを使って上まで登った。
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