推し? 好き? 最後はリアコ? ー揺れる心を抱き締めてー
「じゃあ,きっかけはまろんくんなんだ」

「そー。まろん何か知らんけど知り合い多くて。まぁ飲み歩いてばっかだけど」



食べたお菓子のごみを捨て,新しいお菓子をお皿にあける。

そんな作業をりきとくんと2人,皆から離れたキッチンでした。

当たり障りのない,けれど珍しい話をする。



「あっ……じゃあ今日は放送ないんだ……」



何せ皆ここにいる。

私ははたと思い出して,寂しくなった。

他のリスナーはもっと不安になるだろう。

毎日誰かしら放送を取ってるから。

お休みも旅行も,事前連絡はどのSNSでもない。



「あ。それは大丈夫。色々事前に送って来てるから。少し音とか質は落ちるけど。うちはコラボって個人ばっかだったんだけど、人気モデルもいることだし。まぁ1週間くらいは」

「……え?」

「何が え? こんな遠くまで時間と金かけて,日帰りなわけないじゃん。ゆっくりしてくよ」



そっか。

そうだよね。

特に何もない場所だけど……
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