故意な恋~ヤンデレ社長は愛しい妻と共に~


「いずれは知らなければならないことだ。

二人はもう籍も入れているのだし、今さら誰が反対しようとも覆ることはない。

そもそも、うちの嫁にケチなど付けさせん。

当主である私が許さん。

だがな、それでも由緒正しき相手でないと、と荒波をたてたがる輩は多い。

だからこそ、盛大にやらねばならんのだ

反対の声を押し込めるためにな」

「依里ちゃん、ごめんなさいね。色んな方に気を使わなくてはいけないのよ」
< 29 / 52 >

この作品をシェア

pagetop