猫の仮面は苦しくて
プロローグ
「ふはっ、ねえ、これじゃあ僕が変みたいになっちゃうじゃん」
血だらけの男を見下ろすようにみる鋭い瞳
「ねえ、僕はあってるよね?僕が間違ってる訳じゃないもんね?」
訴えかけるように血だらけの男をみる猫の面を被っているものは、返り血で血だらけになっている
「ねえねえ、僕はねあんたみたいな人に悪さをして普通に生きてる奴が大っ嫌いなんだよ」
「だからさ、僕は正しいことをしたんだよ」
さっきまで少し息があった男に止めをさすかのように暗闇のなかで光る“モノ”を男にさした………
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