逃すもんか

庭で

庭では***

あちらでは、ママさんたちと北野さん、中島さんは笑いながら話しをしている。

向こうでは誠二さんとパパさん達でラグビー談議をしている。

オレと平岡さんはおいなりさんを食べていた。

「なぁ、史弥。北野さんに告白はいつが良いんだろう。」

「え? じゃあ、来週は映画に誘ってみたらどうかなぁ」

「映画かぁ…緊張するなぁ…」

「北野さんも平岡家にも馴染んでますよ?
大丈夫だと思うけど、結婚を前提で付き合って欲しいと告白したらどうですか?
もしOKなら…
そのまま婚約指輪でも買いに行っちゃうとか?
北野さんのご両親に挨拶しに行くとか?ハハ。」

「………」

「ゴメン。
真剣に考えてるのに茶化しちゃって…

カッコつけずにさ〜北野さんのどんなところを好きかとか…
2人ならこうしていきたいとか…
平岡さんの素直な気持ちを伝えれば良いと思うけど…」

「うん。そうだよね!ありがとう史弥。」

「うん。頑張れ!応援してるからさ。」

「うん。」
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