学校1人気の先輩は私だけを溺愛する。〜番外編〜

「え〜太陽くん酷〜い!」

「じゃあ、なんで告白なんてしたの〜?」

「あー……顔がタイプだから」

……そ、んな……。

「酷いとか言ってたけど、お前らも酷いだろ。あいつのこと殴って……」

「え〜知ってたの〜?助けてあげなよ〜」

知って、たんだ……。

「無理、めんどくさいことに巻き込まれたくないからね」

「きゃははっ……!最低〜!」

その会話に胸が抉り取られるような気持ちになった。

上原さんに何をされようが、お母さんやお姉ちゃんに何をされようと、そこまではなかった。

1番悲しいのは……信じてた、太陽くんに裏切られたこと。

信じてた……のに。
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