【完】大人の世界~甘美な毒に魅せられて~
見えない真実
土曜日、私は麻生くんの家をたずねた。



――ピンポーン。



「はい、どなたですか?」

「あの、私、麻生くんのお友達の…」

「アヤちゃんね、ごめんなさい。今開けるわ」



招き入れたのは、美しい麻生くんのお母さん。

少し痩せた?

きれいな顔がさらに小さくなっていた。



「あんなことがあったのにろくにお詫びもしないで…。本当にごめんなさいね」

麻生くんのお母さんは目を潤ませながら、頭を下げた。



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