きみと繋げた雪明かり


「最初に聞きたい、大体一ヶ月まで。俺が言ったことって覚えてる?」


「一ヶ月前?」


一ヶ月前って……なにかあったのかな。最近の記憶が濃すぎて悪いが直ぐには思い出せずにいた。


そんな私を察してか、岬木くんは一呼吸置いた後、「夜」と一つの単語を発した。


夜…夜……


夜といえば……一回岬木くんと一緒に帰って…それで…



「うわあああ……っ!?」


「…思い出したっぽいかな?」


全ての謎が、一つにまとめられた感覚。妙にスッキリした。


静かな公園、幻想的な星空、紡がれる言葉。


……私はなんでこんな重要なことを忘れていたんだろう。


そうだ、その日は私が岬木くんに”告白された日”。


そのあと、あまりにも岬木くんがいつもと変わらない態度をとるから気にしなくなっていったんだ。


ほんっとうにごめんなさい……!!



「…一ヶ月たったけど」


岬木くんが不安そうにこっちを見ながら話を続ける。



「星野さんは、俺のこと、信じてくれた……?」


「岬木く……」


「…俺は今でも君が好きだよ。なんなら前よりずっと好き。好きなんだ」




苦しそうに好きとかの言葉を紡ぐ岬木くんが私を見つめながら言ってくる。
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