きみと繋げた雪明かり
疑問

始まり




「でさー!そのときに—」



「え?まじ?やば〜!」




あれから特に違和感は感じなかったからいつも通り学校に登校すると、やはり私の居場所はない。



聞こえるのはクラスでも目立つ明るい子…いわゆる、”一軍”と言われる形の話し声。



…まあ私なんかの居場所なんてあるはずないんだけど。



少しだけスタスタと歩いて自分の席に座る。



多分クラスのみんな、私のことを特に目立たないやつみたいな感じで影っぽく思われていると思う。



……思うんだけどな。



しばらくすると、私の机の前に現れた1人の男子生徒。



「おはよう、星野さん。昨日はありがとうね」



心地よい低音ボイスで明るく私に伝えてくれる彼。



毎度思うけど…




………なんで彼だけ関わってくるのだろうか。
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