きみと繋げた雪明かり


…まあ、そうだよね。会長と副会長が一緒のほうが都合がいいかもしれないし…


自分では納得してるつもりだけど、


…なんでちょっとがっかりしてるんだ私…!


事務的な理由で当たり前だよ…!そうじゃなきゃこんな暗い星野夜宵と一緒にやりたがる人なんていないよ…!


はぁ……、自分で言ってちょっと悲しくなってきた。



うん、こんなことを考えても仕方ないし、会議に意識を戻そう。



「……ってことなんだけど…」


岬木くんが大体の事務的な理由を話し合えると、みんなも特に異論はないのかさっきみたいな賛成、という声が聞こえたきた。


…まあ、当人のほうからしても、その理由だったら断る異論でないからね…



うん、これも偶然だ偶然。



とりあえずその場ではそう思うようにした。



***



「うん、星野さん。今日もありがとう。総括してくれて」


「い、いや。私はこれが仕事だから当たり前で…」


生徒会が終わって、役員のみんなは続々と帰りだしている頃。


会長の岬木くんと副会長の私は次の会議の議題についての打ち合わせのため残ることになっている。


…この打ち合わせも若干気まずいんだよなぁ…
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