出逢いと未来への約束

応援

スマホを覗き込む2人を遠くから見ながら俺は微笑み

「紺、初ちゃん。頑張れよ。」

と呟くと雇って一緒に来てもらったヘルパーさんが

「そろそろ行きますよ。橙弥さん!というかスマホ返してもらえませんか?」

すいませんと謝りながらビデオ撮ってメール送ったスマホを返した。

そして、大大大好きな宝物、息子とその未来のお嫁さんの幸せを願いながら俺は初日の出帰りの下山を始めた。

紺、また逢えてよかった。
< 105 / 127 >

この作品をシェア

pagetop