好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「そうなんだぁっ。じゃあ、神楽くんはなにするの?」

「……萌音の専属カメラマン」



恭介は自分が話しかけられるとは思っていなかったのか、少し驚いた様子で答えていた。

今まで一匹狼って感じだったもんね。

周りと関わりたくても、どうしていいのか分からなかった恭介。

そんな瑞樹くんや恭介が、自然体で東雲さんと話していることが嬉しく思う。



「滝沢さん、愛されてるねぇ」

「「「愛してるから」」」



東雲さんの言葉に反応したのは、私じゃなくて彼ら。

それも息ぴったりに、恥ずかしくなるようなセリフを言うから、顔に体中の熱が集まってくる。



「ふふっ。なんか、シュウくんたち、変わったよね」

「そう?」

「うん。滝沢さんに変えられた、が正解かな」

「そうかもね」



東雲さんと最上くんが微笑み合う。

そんな穏やかな空気に、私まで笑顔がこぼれる。

それは瑞樹くんと恭介も同じだったようだ。
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