好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
2週間後の日曜日。

私は恭介のお父さんが用意してくれたアパートで過ごしている。

お父さんは私の事情を知ってくれているからか、『家賃は払わなくていい』と言ってくれた。

本当に感謝しかない。


ここにきてから1週間ぐらい経った。

だけど、やっぱりひとりの部屋は慣れなくて。

アパートの部屋は決して広いわけではないのに、広く感じてしまう。

早く、最上くんに会いたいな……。

学校に行かないと最上くんに会えないなんて寂しい。

それが普通のことなのかもしれないけど……。

そんなことを思いながら、コスプレイベントの時の写真を見返す。

恭介がスマホに送ってくれた写真だ。

最上くんにお姫様抱っこしてもらっている写真……。

楽しかったなぁ。

ドキドキしたな……。

思い出に浸りながら、備え付けのベッドの上で寝ころびながらぼーっとしていると。


ピンポーン。

インターフォンが鳴る。


誰だろう……。

私、宅配便とか頼んだ覚えはないし……。

引っ越しもすべて終わったし……。
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