君から声がかかる前に
「椿おっはよー!」

優弓との待ち合わせ場所に一応立っていると、誰かにものすごくテンションの高い挨拶をされた。

「おはよ……て、は?」

振り向くと、何故か咲が片腕を挙げて立っていた。

驚いてしまった。怖いものが嫌いな女子みたいに飛び跳ねてしまいそうなくらい、驚いた。

「どうしたんだよ」

「いや、何となく。今日早く起きたから、家
早くでたんだよ」

「家、ここと逆方向じゃないの?」
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