君がいなくなった世界
「ももー!どこ行くの??」

そう私を引き止めたのは、私の仲良しグループのうちの一人、茜だった。

「ちょっと用事一!呼び出し?くらっちゃった
んだー」

「呼び出し?ってなに?語尾にはてなマークついてるでしょ。」

笑いながら言うのは、これまた仲良しグループの一人、風夏。

風に夏。

今考えると、なんか夏を快適に過ごせそうな名前だよな、なんて思いながら時計を見ると、さっきの時間から五分たっていることに気が付いた。
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