サキュバスの年の差@純愛物語 イリスとシオン・魔法の恋の行方・シリーズ8
シオンは、そっとコップを
イリスの目の前に差し出した。
「どちらにしても、もう今日は遅いので、ここでおやすみください。

これを飲んで、気持ちも楽になります。眠りが深くなりますから」

明日の事は、明日考えればいい。
コップを受け取り、イリスは一気に飲んだ。

「アリガトウゴザイマス」

気まずい・・

イリスは、上目づかいにシオンを見た。
その金の瞳は、柔らかく弧を描き、微笑んだ。

「おやすみなさい」
その声も、低く余韻を残した。

イリスはコップを渡すと、
すぐに布団にもぐりこんだ。

また、抱かれて眠るのだろうか・・
イリスは「はぁ」と息を吐いて、
目を閉じた。

サキュバスは、オトコとやることをやったら、一緒に眠ることはしない。

すぐに、次の狩りに行くからだ。
こんな風に、小さな子ウサギのように、守られるように・・・・
抱かれることは・・ないのだ。

< 26 / 55 >

この作品をシェア

pagetop