エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 プライベートが充実したおかげで仕事まで捗っていた私は、最近になってようやく美桜以外のいつもランチへ行くメンバーに結婚の事実を話した。

 旧姓のまま仕事をしていたから、今まで話す必要がなかったのだ。

 だけどいずれ結婚式をするなら彼女たちを誘いたい。そうなると必然的に伝えなければならないだろう。

 その結果、結婚願望の強い彼女たちから、ほぼ毎日のようにのろけをせがまれているというわけである。

「いいなぁ。私も早く結婚したいよ」

「この間、システム課の人といい感じって言ってなかった?」

「だめ。あの人、歩いて五分の距離もタクシーを使うような金銭感覚してたから」

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