エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
「今は俺のことだけ考えてくれないか」

 浴室で過ごした時間より、もっと甘く濃いひと時の訪れを予感する。

「……篠も私のこと以外考えちゃだめだよ」

「余裕だな。いつもそうだから」

 何度目になるかわからないキスを交わし、いつまでも一緒にいられるようにきつく抱き合う。

 改めて、彼のいない人生は考えられないと思った。
< 351 / 376 >

この作品をシェア

pagetop