エリート航空自衛官の甘すぎる溺愛で囲い娶られました~敏腕パイロットの25年越しの一途愛~
 篠は私をひとり暮らしのマンションまで送ると、なにごともなかったかのように去っていった。

 帰宅した私は慣れ親しんだワンルームにふらふら足を踏み入れると、バッグを持ったままへたれたベッドに倒れこむ。

 この疲労感、夢じゃない。

 シーツの上で転がって仰向けになり、天井を見上げる。

「なんでこんなことに……?」

 ようやく兄が私の恋愛を邪魔しないと言ってくれた。いい人を紹介すると言われて会った相手は、幼い頃の初恋の人で、彼は今でも私を好きだとキスをした。

 いつもならすぐシャワーを浴びて寝支度を整えるけれど、今日はさすがにそんな気にならない。

< 74 / 376 >

この作品をシェア

pagetop