死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。
その後の話

ヒーローってのが、いない世界で

ヒーローっていうのは、人を助けること。



でも、そんなに単純じゃないし、誰もスーパーヒーローにはなれない。



ヒーローなんかは、存在しない。



それでも。ヒーローになろうと思えば、誰でもなれるのだ。





身近な人が、1番のヒーローなのだ。



だから。精一杯全力で生きていたら、必ず誰かのヒーローになれる。



それは、1ミリもぶれない。

バカにされても、殴られても、笑われても。



生きてつらぬけば、見えてくるものがそこにはある。


それは、きっとその人にしか、見えないものなのだ。


歌いたければ歌えばいい。笑いたければ笑えばいい。泣きたくなったら泣けばいい。愛したければ愛せばいい。



全力で生きる。


今を。




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