死にたがりやな君は、わたしのヒーローでした。


「自殺の方法って、色々あると思うんですよ」



「え、ああ、うん」


思っていた言葉と全然違った。


「どうやって自殺すればいいんでしょうか。」


彼は一応真剣に悩んでいる。だから、返事をしないと。なんて言えばいいのか…。

爽玖くんは腕を組んで考える姿勢。 

私も、同じように腕を組んで猫背な背中をピンと伸ばして、考える姿勢を作り、色々考える。

暑い教室に、静寂がはしる。


「うーん」


少し気まずいので、それくらいの掛け声くらいはかけておく。

自殺…。く、首吊り自殺、入水自殺…?それに…えっと、屋上からの…自殺…。


「って!いやいや」


思わず声に出ていた。

何考えてるんだ。私。


「?何かありました?」


「あ、いや、」
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