性悪女の末路
打ちのめされたサヤカは、悔しさがおさまらないまま、車に乗り込んだ。

カーレディオからは【All by myself】が流れてくる。

まるで英語のわからないサヤカに、歌詞は理解できないが、実際の歌詞の内容は、まさにサヤカのような人のことだろう。

歌詞は判らなくても、何となく物悲しくなり、チャンネルを変えた。

すると、今度はBOØWYの【IMAGE DOWN】が流れていたので、サヤカのテンションは少しだけ上がる。

しかし、これもまた、少女時代のサヤカみたいなタイプ(サヤカの場合、現在進行形…)を皮肉った歌詞なのに、本人は全くそれに気付かないのであった…。



The End
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