性悪女の末路
ウェイトレスが注文を取りに来たが、サヤカは自腹でまで食べる気はなかったので、

「用事を思い出したから帰る!」

そう怒鳴って店を出ると、タバコに火をつけ、苛立ちながらスマホとにらめっこしていた。

マッチングしている他の男は、メッセージが全く続かず、ストップしたままだ。

サヤカの本音としては、さっきの男は満更でもなかったから、他の男とのやり取りは面倒だったというのもある。


そして、冒頭のシーンのように、タバコをポイ捨てし、足で踏みつけたのだ。
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