水と油の私達
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私が幸都と出逢ったのは小学生一年生の春。

いや、幸都“たち”かな。

幸都と悠希(はるき)三笠(みかさ)奈月(なづき)

まあとにかく、その4人と出逢ったのは小学校の入学式だった。

みんな珍しい髪色だったからスッゴい目立ってて、正直私、絶対関わりたくないって思ってたんだよね。

でもあっちは何故か私を気に入ったらしく、付きまとってきたんだよね。

それはもうしつこく。

でも、なんでだろね?

その後私もみんなのこと好きになっちゃって一緒にいたんだよね…

多分その時から、幸都のことは“恋”として好きだった。

それで中学に行って粉桃と知り合って友達になって...

その頃からだったかな?

幸都たちが銀狼に入ったのは。

みんな忙しいハズなのに私とも、よく遊んでくれた。

あんな風によくしてくれなければこんなに引きずることなんてなかったのに...

あっ、ごめん、話ズレたよね。

その後私とみんなは別々の高校に入って4人は幹部以上に推薦された。

そしてその日幸都から告白されて、私は銀狼の姫になった。
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